お小遣い上げて!

お小遣い制サラリーマンのブログ、どうしようもない物が9割、たまに真面目に書いたりします。

リスクサーチと現実との軋轢

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012132921000.html

避難したものの、避難先にも難がありましてね? ……というニュース。

私は常リスクサーチってさ、とか言ったりしてますけど、とはいえ現実にリスクサーチを超えてくるケースはあるよね、という典型例だったのでこちらを今日のテーマに据えました。

根本的な話で、リスクサーチしたら全てにパーフェクトに対応しきって、トラブルの種を発芽前に摘めるかと言えば、正直『絶対にNO!』だと思う。
いや言い方が良くないな、発芽前に摘める物もあるけど、どうやったって想定を超えてくる物が生まれる時は生まれる、が正しいかな。

例えば自然災害、これなんてどれだけ備えても、どれだけ策を講じても、どれだけ想定しても、セーフティ全部抜かれる事はある。
数年に一度は抜かれる、抜かれた実績がどういうものかは、最早語るべくもない。

ではリスクサーチもリスクヘッジも不要かと言えば否であり、備えがあったからまだこれで済んでいるとも言える。
民草が嵐の中で野ざらしで、なんて事になったら死者はもっと出た可能性は大いにある訳で。
※飛来物がヤバイ的意味で。

やるべき事をやった上でも上を行かれたなら、次の手を考える他ない。
まぁそれでも予算という名のリソースは有限であって、すぐに完璧に備える事は不可能でしょうとも。
それが『やろうか』って言ってすぐ叶えられたとしたら神様か化物だ。
だからといってやらない訳にはいかないので、一手ずつ積み上げて、次に備えるしかない。

今回の台風は、普段台風としての力が落ちた状態のぎりぎり台風みたいなのばかりやって来る関東圏にとって、それなりに想定を上回るサンプルパターンになったと言える。

実例があるなら備えない意味はない。

制度も設備も、そういう積み重ねの先にあって、リスクヘッジもリスクサーチも、その積み重ねの中の要素な訳で、不要と排したらそれこそ無謀な思い上がりの結晶みたいなのになってしまうから。

……いやしかし、どこまで行っても予算の話がついて回るなぁ、国の運営にも組織の運営にも、何処までも金の話がついて回る。